第1回 東山荘・みがき隊 ワークショップを開催しました

みがき隊の活動第1弾として、国の登録有形文化財「東山荘」でワークショップを開催しました。

講師に三島市文化財保護審議委員で建築家の太田新之介先生をお招きして、東山荘の価値や木の建築の手入れ方法を学び、その後、これまでなかなか手がつけられなかった正門のみがきの作業を実践!

一同、最初は文化財を磨くことに緊張していましたが、だんだん綺麗になってくると心まで磨かれたようなすっきりした気持ちに

東山荘のように、正門から物置にいたるまで創建当時の状態がそっくりと残っている別荘建築の例は少ないそうです。

文化財の保存継承は何よりも手入れが大切

手入れで材料を知り、材料を知ってその扱いを知ることの大切さを学びました。

開催日時:平成29年5月16日(火) 13:00-16:00

講師:建築家 太田新之介先生(三島市文化財保護審議委員)

内容:
第1部:座学
・東山荘の価値について
・建築的特性を理解するために

第2部:実践
・正門をみがく

 

参加者の感想:
・建物を管理していて、正門の扉は汚れが気になっていたのですが、掃除方法が分かりませんでした。また文化財なので簡単に手を付ける事ができなかったのですが、専門家から具体的な方法を教えてもらい安心して手入れができました。
・施設の一般公開に向けては、様々な課題がありますが、みがきを通じて東山荘の事をもっと知りたいと思いましたし、何よりも建物の歴史や込められた願いについて、もっと学ぶべきだと感じました。
・実際に体を動かして学ぶ事ができるのはとても嬉しく、何かとても清々しい気持ちになりました。木の建築をみがくのは、皆で賑やかにやるのも楽しくて、また一人で黙々と向き合ってやるのもまた良かったです。
・東山荘を違った角度から学ぶ機会となり、やりがいを感じました。また次回もみがきをしたいと思います。

次回のワークショップは7月を予定しています。

 



記事投稿:名建築・みがき隊事務局 日野美奈子