第2回 東山荘・みがき隊 ワークショップを開催しました

国の登録有形文化財「東山荘」にて、みがき隊ワークショップを開催しました。

前回に引き続き、木の建築の手入れ方法を学び、第1回にみがいた正門の状態を皆で確認しました。

磨き込んだ木肌を手指で触ってみるととてもスベスベしていて、何とも気持ちのよいものでした。

 

開催日時:平成29年7月6日(木) 13:00-16:00

講師:建築家 太田新之介先生(三島市文化財保護審議委員)

内容:
第1部:座学
・東山荘と熱海の歴史
・東山荘と瑞雲郷の建設について
・東山荘に住居された岡田茂吉について
・建築の特性について

第2部:実践
・第1回みがきの確認
・木肌の確認
・3か所に分かれてみがきの実践

 

 

参加者の感想:
・「材料一つ一つを知る事から、部屋の特性を知り、建物の価値を知る」というお話しを聞いて、興味深く建物を見る事ができました。
・建築を通じて東山荘や熱海の歴史を知り、さらに岡田茂吉が目指した姿を知りたいと思いました。
・日本建築の素晴らしさ、とくに計算された機能や美しさなどを学び、美が人の品性を高めるということを実感しました。
・柱や壁を磨いた後、本当に輝いて見えて、これが、「みがき」だと実感できました。
・座学で理解を深めた後、「みがき」をすると普通の清掃とは違い、思いを込める事ができて大変良かったです。
・本当に楽しくもっとみがきたいと思いました。
・最後、仰向けに寝て腰を伸ばした時、建物と一緒に呼吸をしている感覚を味わい、改めて建物が呼吸していると感じました。

次回のワークショップは8月を予定しています。

 



記事投稿:名建築・みがき隊事務局 日野美奈子