木造建築の源流

記事投稿:名建築・みがき隊チーフ 今野貴広
木造建築の源流

(写真:松文商店木材保管庫にある大量の北山杉絞丸太) 名建築みがき隊は、熱海市内の東山荘や陽明館などの木造建築において、みがき隊ワークショップや見学案内を実施しています。木造建築には多種の木材が使われているため、その価値や手入れ方法を知ることが木造建築の継承に繋がると、講師の太田新之介先生より常々ご教授頂いています。 ……



ふたつのテラス

ふたつのテラス

まぶしい新緑と風薫る初夏の日、新潟を巡りながら二つのテラスに足を運びました。 都市にある「沼垂テラス」/設計 株式会社テラスオフィス   沼垂(ぬったり)は日本書記に「渟足の柵(ぬたりのき)」として出てくる古くからの地名だそうです。 この地は信濃川河口という地にあり、近代には交易の場として港湾施設や工場で栄え、後に堀を……



四国村 -古建築を集めた野外博物館-

記事投稿:名建築・みがき隊チーフ 今野貴広
四国村 -古建築を集めた野外博物館-

(写真:四国村入口にある看板) 先日、四国を訪れる機会がありましたので、香川県高松市屋島にある四国村に行ってきました。 四国村は江戸から大正時代にかけて、四国各地で建てられた民家を中心とする約33棟の建築物を集めて復元させた屋外型の博物館です。約半数以上が国や県、市の指定文化財であり、地域色豊かな建築物を通して、往時の……



祝 開園八十年の「六義園」

記事投稿:名建築・みがき隊チーフ 今野貴広
祝 開園八十年の「六義園」

先日、東京都文京区馬込にある六義園を見学する機会がありました。 この日本庭園は、1695年に五代将軍の徳川綱吉から馬込の地を付与された柳澤吉保が、7年をかけて造園した庭で、明治には三菱創設者の岩崎弥太郎の所有へと移り、昭和13年に東京都に寄付されて以降は公開庭園となって、昭和28年には国の特別名勝に指定されました。 築……



旧安田楠雄邸庭園

旧安田楠雄邸庭園

暑さ残る8月末、みがき隊の事務局は熱海・東山荘の所有関係者とともに、東京都指定名勝の旧安田楠雄邸庭園(以下、旧安田邸)の見学に行きました。 旧安田邸では、今年9月から来年の秋まで耐震補強工事等の為に休館する予定で、その直前という忙しい時に関わらず、関係の皆様に対応頂き心より感謝でありました。 この度の見学は、今年6月に……



境地を継ぐ

境地を継ぐ

この夏、関西方面に行く予定の合間に、長谷寺(奈良県)とMIHO MUSEUM(滋賀県)を訪れました。   長谷寺(国宝:本殿より本坊を臨む)                 MIHO(美術館より神殿を臨む) 長谷寺は、真言宗豊山派の総本山で、全国の長谷観音の根本像を御本尊に「花の御寺」として有名ですが、懸造り(舞台造り……



東山荘の原風景

東山荘の原風景

5月17日、内田青蔵 教授(神奈川大学工学部建築学科)と一般財団法人 住総研の調査関係の皆様によって、東山荘の建物調査が行われ、立ち合いをさせて頂きました。 東山荘は敷地内の7棟が登録有形文化財となっていますが、そのうち初代オーナーの石井健吾による「正門」「本館」「倉庫」「離れ応接」、さらに二代目オーナーの山下亀三郎に……



古都・かなざわ にて

古都・かなざわ にて

先般、石川県金沢市で開催された日本建築家協会のJIAフレッシュマンセミナー(2/24-25)に参加しました。   金沢駅前 鼓門                 セミナー風景 セミナーの一日目は、金沢美術工芸大学の坂本英之 教授より金沢の都市構造について講義を受け、活気漲る「近江まち市場」や、古都の風情漂う「ひがし茶屋……



清澄庭園 名石が語るもの

清澄庭園 名石が語るもの

日本庭園協会の創立百周年・記念事業として、清澄庭園の魅力と価値をさぐる連続講演会(清澄庭園再評価プロジェクト)が開催されています。 2月3日、そのプロジェクトを構成する「清澄庭園と名石」(松島 義章 神奈川県立生命の星・地球博物館名誉館員)と題した講演会に参加してきました。 講演では、庭内にある数々の名石の成り立ちや特……



清澄庭園 「涼亭」の佇まい

清澄庭園  「涼亭」の佇まい

本年、日本庭園協会は創立百周年という節目を迎え、様々な催しが計画されていますが、その記念事業として、清澄庭園の魅力と価値をさぐる連続講演会(清澄庭園再評価プロジェクト)が開催されています。 先日、そのプロジェクトを構成する「涼亭(りょうてい)の文化財的価値」(内田青蔵 神奈川大学教授)と題した講演会に参加してきました。……