祝 百周年の「旧古河庭園」

先日、東京の旧古河庭園を訪れる機会がありました。

敷地内の高台には洋館が建っていて、その内部を見学しましたが、1階から2階へと各部屋を進むにつれ、洋風から和風へと次第に趣が変化する不思議な空間でした。

応接室や食堂は、天井の漆喰や暖炉周りの木造部分に、壁紙と同じく華やかな草花の彫刻があしらわれており、テラスは喫茶室にもなっているそうで、さぞ優雅なティータイムを楽しめるのではないかと思いました。

目を窓の外へうつせば、秋のバラが見頃に咲き誇っています。

庭園に出ると、辺り一面にバラのいい香りが漂っていました。
花の種類毎に名前や写真などの解説札が立っていて、園内には約100種類ほどのバラがあるとのことで驚きました。

また、庭園も階段を下るにつれ、建物と同じ様に洋風から和風にゆるやかに変化していく様子が面白く、興味深いお庭でした。

 

 


今年は庭園が完成してから100周年という記念の年だそうです。

記念品には、缶バッジやクリアファイル、バラのガイドブックなどがあって、ピンクのバラが印象的でかわいらしいものでした。

みがき隊のグッズ製作に、ぜひ参考にしたいと思います。

写真左上:旧古河庭園旧古河邸
写真右下:記念品



記事投稿:名建築・みがき隊事務局 日野美奈子